電源ユニット編:賢いサーバの選び方!自作PCパーツの選び方
2021-08-12
電源ユニット選びの前に
電源ユニットの役割
電源ユニットとは、マザーボードやHDD、DVDドライブなどの各パーツに電力を供給するための機器です。PCに必要不可欠な重要パーツで、PCを自作する際に組み込むほか、電力が不足して不安定になっているPCの電源部分だけを交換するといった使い方もあります。購入前に、規格(サイズ)や電源容量などをチェックしましょう。
電源ユニットの規格
電源ユニットは、PCケースの大きさに合ったものを使う必要があります。PCケースには、大別して小型の「ミニタワー・スリム・キューブ型」、中型の「ミドルタワー」、大型の「フルタワー」の3種類があります。
Connectors:
P1 - 24-Pin ATX Power
P2 - 4-Pin ATX Power
P3 - Sata Power
P4 - Sata Power
P5 - 2-Pin Slim Line SATA
P1 - 24-Pin ATX Power
P2 - 4-Pin ATX Power
P3 - Sata Power
P4 - Sata Power
P5 - 2-Pin Slim Line SATA
ATX:多くのデスクトップPCに搭載される現在の主流
ATX電源は、フルタワーからミニタワーまで、一般的なデスクトップPCで採用されている電源ユニットです。そのため、製品数がとても多く、価格重視モデル、大容量モデル、静音モデルなど、用途にあわせて選べます。
EPS:サーバーやワークステーション向けのATX強化版
EPS電源は、サーバーや高度な処理を行うワークステーション用途のATX強化版電源ユニットです。本体サイズはATX電源と同じかやや大きく、一部の端子形状が異なります。
SFX:小型ケースに採用される通称「Micro ATX電源」
SFX電源は、小型ケースで採用されている電源ユニットで通称「Micro ATX電源」とも呼ばれます。ATXやEPSに比べて製品数は少ないです。小型ケースに付属する電源の容量や動作に不安があるときに購入するのが一般的です。
FlexATX:サイズの確認が必要な超小型で薄い特殊形状
SFX電源の縦横を小型化し、奥行が長くなった超小型で薄い特殊形状の電源ユニットです。厳密な規格化がされているわけではないので、購入時にはPCケースに収まるか、事前に確認しておく必要があります。
TFX:交換用としてニーズがある超小型で細長い特殊形状
スリムなブック型ケースで利用する、超小型で細長い特殊形状の電源ユニットです。SFX電源と同様に、ブック型PCケースには電源ユニットが付属してあることが多いため、交換用として購入するのが一般的です。
電源ユニットの選び方のポイント
~300W以下:ローエンド
電源ユニットは、一般的に、電源容量の大きさと価格が比例します。昨今は、PCパーツ全体の低消費電力化が進んでいるため、多数のパーツやUSB機器を接続しないようであれば、300W程度の電源容量で問題はありません。
300~600W以下:ミドルレンジ
PCで3Dゲームを遊びたい場合などに増設するビデオカードは、多くの電力を必要とします。ビデオカードを使用する場合は、300~600Wの電源ユニットを用意しましょう。また、接続するUSB機器が多い人も、300W以上の電源だと安心です。
600W~:ハイエンド
ハイエンド向けビデオカードを利用する場合は、安定動作のために600W以上の電源ユニットを使用するようにしましょう。各パーツの消費電力をよく確認し、十分な電源容量を計算してから電源ユニットを選びましょう。
Dell
- 950W 825W 750W 700W 550W 525W 502W 480W 460W 425W 375W 350W 305W 300W 290W 280W 275W 265W 260W
- 255W Max 255W 250W 240W 235W Max 235W 220W 200W 185W 180W 160W 1470W 130W 1300W 1100W